コラム

幸せを分かち合う　月餅

丸い満月に見立てた「月餅」で家族円満を。

中秋の名月に
伝統の中華菓子

中秋の名月、十五夜の日は日本と同様に中国でも「中秋節」の行事として、秋の収穫を祝い、お月見の宴会などを行う風習があります。そこに欠かせないのが、中国の伝統的な焼菓子「月餅」です。

中国ではどこも欠けていない満月を「円満・完璧」の象徴と考え、1年で最も美しい中秋節の満月を特に大切にしています。お月見といえば日本では団子をお供えしますが、中国では満月に見立てた丸い月餅を家族で切り分けて食べたり、異郷にいる家族や友人に月餅を贈り、家庭円満とみんなの健康、幸福を願います。

熟練の技で
丁寧に焼き上げます

銀座アスターの月餅は、昭和20年代後半、創業者の矢谷彦七が和菓子職人を招聘して作らせたのが始まりです。油を抑えた和風の練りあんと、あんを包む生地は薄く軽めの食感なのが特長です。当時は本場のレシピや製法についての情報がなく、自らの目と舌で体感した記憶をたよりに入手可能な材料のみで再現していました。

現在自社工場で製造している月餅は、季節によって変化する生地の具合を見ながら、熟練のスタッフが焼き加減を調整しています。焼き上げた後、専用室で生地とあんがしっとり馴染み、一体となるように寝かせてから包装して出荷。丁寧な作り方でその美味しさを大切に守っています。

豊かな風味と上品な甘さが人気

しっとりしたあんにナッツを加えた月餅、栗のペーストを加えた自然な甘さで口当たり滑らかな栗月餅の2種類ございます。
中国茶はもちろん、緑茶やコーヒーにもよく合います。あっさりと上品な甘さでしつこさが無く、また食べたくなる味とのお声をいただいております。直径は約7㎝と小ぶりで、一度で食べ切ることができる大きさも特徴です。ひとつずつの個包装で日持ちもよく、手土産や差し入れにも最適です。4個入、6個入、12個入の化粧箱をご用意しております。